前回、Kensington Expert Mouse TB800 EQトラックボールを購入してすぐのレビューを書きました。 この記事は、あれから1ヶ月ほぼ毎日使ってみた感想を書いています。
前回のあらすじ
できれば前回の記事を読んで欲しいところですが、簡単におさらいします。
Kensington Expert Mouse TB800 EQは、大玉トラックボールで有名なケンジントン社のトラックボールの最新モデルで、2025年12月に発売されました。 2016年に発売された旧モデルのリニューアルモデルで、Bluetooth接続の強化や左右のスクロールリングの追加など、順当な進化を遂げたモデルとなっています。
一方で、このモデルはいわば曰く付きのモデルでもあります。 というのも、発売直後からユーザーから10時から2時方向の範囲でボールを動かすとポインタの挙動がおかしいという報告が多数あり、出荷を見合わせる事態になりました。
私は幸いにも入手することができ前回の記事を書いたわけですが、少なくとも私の使い方だと特に気にならなかったためそのまま使い続けています。
1ヶ月使ってみた感想
ここからは、1ヶ月使ってみた感想を書いていきます。 平日は毎日少なくとも8時間程度は仕事で使い、休日も机に座って作業をする際には使っています。
ただ感想を書いていくだけでは面白くないので、10点満点で評価をつけてみました。
ポインタ操作について
マウスの第一義的な役割であるポインタ操作についてですが、前回の記事でも書いた通り特に問題なく使えています。
実はあの後2026/1/9にファームウェアアップデートが公開されており、上記の不具合に対する修正が行われており私もそれを適用しました。 ただ、個人的には元々不具合を感じていなかったこともあり、特に変化は感じられませんでした。
普通に仕事をしている分には特に不満を感じることはなく、draw.ioやパワーポイントでの作図の際にも流石にトラックパッドほどの精密さはないものの十分に細かい操作が可能です。
評価としては9点とし、細かい図形操作をする際の精密さがもう少し欲しいと感じたため1点減点しました。 ただ、キーを押している間ポインタ速度を落とす機能などもあるため使い方次第ではカバーできる可能性もあるため今後試していきたいです。
スクロールリングについて
中央のスクロールリング及び今回のモデルから追加された左右のスクロールリングはファーストインプレッションから変わらず非常に便利です。
特に左右のスクロールリングは、左に左右スクロール・右に拡大縮小を割り当てて使っていますが、拡大縮小が非常に便利です。

ただ、ブラウザでは非常に快適に使えているのですが、Office製品では拡大縮小がゆっくりだったりと挙動が若干非直感的に感じることはあります。
全部のアプリで同じように使えるわけではないということで評価は7点としました。
その他のボタンについて
私は画像のようなボタン設定で使っており、旧モデルと比べて上部のボタンが増えたこともあって一応機能を割り当てているのですが、Spotlight呼び出しに割り当てている右から2番目のボタン以外はあまり使っていません。
というのも、ボタンがあるということで割り当ててみたものの、結局キーボードショートカットで済ませてしまうことが多いためです。 ChatGPTの呼び出しについても目新しいのでつけてみたものの、ブラウザで常駐させているためほぼ使っていません。
一方で、旧モデルから踏襲されているボール周辺の4ボタンは便利を飛び越してもはや息を吸うレベルで使っており、ブラウザバック・フォワードは非常に使い勝手が良いです。 他にも隣接する2ボタンの同時押しにも割り当てることができるのですが、あまり同時押しに慣れておらず誤爆が多いため割り当てていません。

物理的なボタンとしての押し心地については特に違和感なく使えています。 ネットではクリック音が大きいという意見もありましたが、職場でクッキークリッカーでもしない限りは気にならないとは思います。
特に不満もないため評価は10点です。
専用ユーティリティについて
本製品は、専用ユーティリティのKensington Konnectを使うことで各種ボタンのカスタマイズやポインタ速度などの設定を行うことができます。
しかし、ハードウェア的に色々言われている本製品ですが、私はハードウェアには不満は感じていない一方、唯一不満を感じているのがこの専用ユーティリティです。
まず、ボタンのカスタマイズやポインタ速度の設定などがハードウェア側ではなくソフトウェア側で保存・適用される仕組みとなっているにも関わらず肝心のソフトウェアの安定性がそこまで高くないため、スリープから復帰した際に稀に設定がリセットされてしまうことがあります。
また、これはサポートに連絡するつもりなのですが、有線で接続している場合に限りKensington Konnect上で設定されているはずのボタン設定やポインタ速度が一切反映されないという問題があります。 調べてみても同様の問題が報告されていないので私の環境固有の問題かもしれませんが、有線を特に使っていないため放置しているものの地味に不便です。
評価としては3点くらいで、ここはなんとか改善して欲しいところです。
総評
以上、1ヶ月使ってみた感想を書いてきました。 総合的な点数としては7点くらいでしょうか。
全体的には満足しており、色々言われていたハードウェア面に関しては私は特に不満を感じていません。 一方で、専用ユーティリティについては、人によってはかなりストレスになる可能性があるため、是非ともここは改善して欲しいところです。